芥川賞、直木賞の候補作が発表に!
2017.06.21
昨日は芥川賞、直木賞の候補作が発表になりましたね!
八戸ブックセンターのオープニング記念イベント「土地と声」にお招きした温又柔さんの「真ん中の子どもたち」(「すばる」平成29年4月号掲載)が芥川賞、「パワープッシュ作家」企画展開中の佐藤正午さんの「月の満ち欠け」が直木賞の候補作となっています!
「土地と声」にご参加くださった温さんは、イベント内で八戸の中心街の交差点で流れる「乙女の祈り」について、お話されていたのも印象的でした。そのようすはレポート記事でもご紹介しております。
【土地と声】フォトレポート
https://8book.jp/bookcenter/484/
また、現在「ひと棚」企画として、温さんに選書していただいた本を八戸ブックセンター館内に並べています。「台湾を学ぶ、台湾から学ぶ」というテーマで選ばれた13冊の本。「台湾は、見る角度によって姿・形が変わる万華鏡のようなもの」とコメントをいただいているとおり、さまざまな角度から台湾を味わい、楽しむことができる選書となっています。この機会にぜひご覧ください!
「月の満ち欠け」は現在「パワープッシュ作家」として、読書会や、関連のフェアなど、さまざまな企画を開催中です。編集を手がけられた岩波書店の坂本政謙さんは八戸ご出身で、作品に出てくる主人公や登場人物も八戸出身、随所に八戸という言葉が登場する作品です。
先日は坂本さんが書店・関係者の方へ宛てて送られたお手紙をご紹介するウェブページを公開しました。このお手紙からは「月の満ち欠け」が誕生する前夜のようすや、佐藤正午さんの作品を手がけることへの坂本さんの格別の想いなどを知ることができます。
すでに本を読んだ人。これから本を読む人。それぞれが、このお手紙から「月の満ち欠け」という作品にあらたな魅力を見出すのではないでしょうか。「月の満ち欠け」とあわせて、ぜひ読んでみてくださいね。
【佐藤正午さんの「月の満ち欠け」】坂本さんのお手紙
https://8book.jp/bookcenter/912/