ミッション
施設の位置づけ
八戸ブックセンターは、「本のまち八戸」を目指す取り組みの、乳幼児(生後90日~1歳未満)とその保護者を対象とした「ブックスタート事業」、小学生を対象とした「マイブック推進事業」などに続く、大人を主な対象とした施設です。
また、八戸ブックセンターは中心市街地の活性化に寄与するとともに、市民の豊かな心を育み、本のある暮らしが当たり前となる文化の薫り高いまちを目指すため、本と出会う新たな機会の創出、本を通した市民交流及びまちづくりの拠点施設としても位置づけています。
施設運営の基本方針
方針1 本を「読む人」を増やす
方針2 本を「書く人」を増やす
方針3 本で「まち」を盛り上げる
八戸に「本好き」を増やし、八戸を「本のまち」にするための、あたらしい「本のある暮らしの拠点」というコンセプトに基づき、3つの基本方針を定め、それに則った施策を実行していきます。
方針1 本を「読む人」を増やす
「本好き」はまず、本を「読む人」です。本を読むことは、日々の生活を楽しくする、とても豊かなことですが、それが習慣になるまでは、少し時間がかかることでもあります。八戸ブックセンターは、本を「読む人」を増やすために、これまで出会う機会が少なかった本が身近にある環境をつくると同時に、それを手に取りたくなるような工夫のある陳列や空間設計、読み始めるきっかけとなるようなイベントの開催などを行います。
方針2 本を「書く人」を増やす
「本好き」が高じて、本を「書く人」になることもあります。本を「書く人」が多いまちは、豊かな想像力や思考力にあふれ、魅力的なまちとなることでしょう。当市は、三浦哲郎という偉大な作家を生んだ土地でもあります。八戸ブックセンターは、本を「書く人」を増やすために、執筆するためのブースを備え、執筆や出版の相談窓口やワークショップの開催などを行います。
方針3 本で「まち」を盛り上げる
本はひとりで読むものであると同時に、そこから得た知識や情報、感情や思考などを共有することで、より深く楽しむことができるものでもあります。八戸ブックセンターは、本で「まち」を盛り上げるために、本を介したコミュニケーションを生み出す様々な施策を行います。
この基本方針に則り、子どもから大人までが本と出会い、本に親しむ環境づくりに取り組んでいく中で、八戸ブックセンターは主に大人を対象とし、市の直営による運営としますが、民間書店や図書館と適切な機能分担を図りながら、これまで手に触れる機会が少なかった本に出会える場の創出という、本に関する新たな公共サービスを提供することとしています。
八戸ブックセンター基本計画書を下記リンク先で公開しています。
https://www.city.hachinohe.aomori.jp/material/files/group/8/20160519-174702.pdf