ファン待望展覧会の秘密に迫る! 〜アカデミック・トーク「RAB青森放送×青森県立美術館『庵野秀明展』開催記念トークイベント」レポート〜
2023.06.26
青森県立美術館で開催中の「庵野秀明展」。
青森県民の方は一度はCMを見かけているかもしれませんが、『新世紀エヴァンゲリオン』や『シン・ゴジラ』などで知られる庵野監督が見てきたもの、その仕事などについて紹介する大規模な展覧会ということで、ファン待望の青森巡回となっています。
八戸ブックセンターではこの展覧会にあわせ、青森県立美術館学芸員の工藤健志さんと、RAB青森放送コンテンツ開発局コンテンツ開発部の井畑康明さんにお越しいただき、トークイベントを開催しました!
工藤さんはこれまでもたびたびご登壇いただいており、「富野由悠季の世界」展の解説イベントなど、アニメの世界を紹介するトークも大好評です。
さらに今回は2019年に東奥日報New’sホールで開催された「エヴァンゲリオン展」や2010年に青森県美で開催された「スタジオジブリ・レイアウト展」なども手掛けられた井畑さんにもお越しいただき、展覧会の舞台裏としてディープなお話を伺うことができました!
会場にはまだ展覧会を観に行っていないという参加者の方もいましたが、展示風景をスライド投影しながら、順路を順にまわるように解説。
庵野監督が見てきた作品としてアニメや実写作品42作品の映像が大型スクリーンで流れる展示がありますが、文化庁の協力で実現しており、実施している会場は数少ないということで、青森会場の見どころのひとつとなっています。
この映像展示も含め、今回のような大規模な展覧会をつくるために、さまざまな権利元との調整があって実現するということは今回のトークで特に心に残りました。
特別出品された展示物として、シン・ゴジラの模型も紹介されました。
映像では見えないような部分もじっくりと見ることができ、撮影もできるので、ラストのゴジラのしっぽのシーンを自分で再現するように撮影するのも楽しそうです!
庵野監督が影響を受けた作品のひとつにウルトラマンがあり、ウルトラマンのデザインを手がけた成田亨さんの出身地である青森で巡回展を見ることができるのは、とても貴重な体験であるように思います。
(成田さんの油彩作品も今回の展覧会で展示されていますが、コレクション展でもマイティジャックの9尺の模型が特別に展示されているということで、こちらも必見です!)
「庵野秀明展」は7月17日まで開催中です。
ぜひお見逃しなく!
「庵野秀明展」
会期:令和5年4月22日(土) 〜 7月17日(月祝)
場所:青森県立美術館
観覧料:大学・一般1,700円、中高生1,300円、小学生以下無料
主催:青森放送株式会社/独立行政法人日本芸術文化振興会/文化庁
https://www.annohideakiten.jp/
「アカデミック・トーク RAB青森放送×青森県立美術館『庵野秀明展』開催記念トークイベント」
日時:令和5年6月17日(土)14:00〜
場所:八戸ブックセンター 読書会ルーム
ゲスト:工藤健志さん(青森県立美術館美術企画課)、井畑康明さん(RAB青森放送(株)コンテンツ開発局コンテンツ開発部)
https://8book.jp/bookcenter/5808/
(スタッフnao)