第7回ビブリオバトルinハチノヘ 決勝戦レポート 【前編】

2020.12.21

11月14日に開催された、第7回ビブリオバトルinハチノヘ 。

新型コロナウイルス対策を行いながら開催された決勝戦の様子を詳しくレポートしたいと思います!

 

まず最初は、小林眞八戸市長のご挨拶から。

小林眞八戸市長

 

 

 

 

 

 

 

本が大好きで読書家の小林市長。八戸ブックセンターにもよく立ち寄ってくださいます。
今回の挨拶では八戸学院大学の学生さんが自分たちで学校の図書館に置く本を選ぶ「ブックハンティング」のことや、青森県高総文祭が八戸で開催されたことを記念してブックセンターが造本した特別冊子『読むと行きたくなる青森』などの話題を交えつつ「本のまち」としての八戸市、そしてブックセンターの取り組みについて詳しく紹介してくださいました。


市長がもし今回のビブリオバトルで本を紹介するとしたら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブックセンタースタッフにおすすめされて読んだ、『菌世界紀行』(著:星野保、岩波現代文庫)だそうです!
アカデミック・トークでもおなじみ、八戸工業大学・星野保教授のデビュー作。)

 

市長の挨拶で会場の雰囲気が和んだあとにお話をしてくださったのは、スペシャルゲストの作家・髙森美由紀さんです。
髙森さんは以前ブックセンターでもイベントにゲストとして来てくださったこともある、三戸在住の作家さん。
今回は「わたしの読む・書く」というテーマでお話してくださいました。

髙森美由紀さん

 

 

 

 

 

 

 

前半は、髙森さんにとっての読書と本についての想いをお話ししてくださいました。
髙森さんにとって読書とは「自分自身を映す鏡」であり、「水滴」のようなものだそう。
髙森さんはまだ「人生を変えた一冊!」というものには出会っていないけれど、本を読むことによって、色々な人の考え方に触れ、それを自分の中に落とし込むことで少しづつ自分の考え方が是正されたり、自分の持っている感情について考察したりすることができ、生きやすくなったとお話しされました。
自分とは違う考え方を受け入れるための練習でもあり、いま、自分がどんな考えを持った人間なのかということが本を通じて自分に返ってくる、映し出されるように見える。それが、まるで「鏡」のような役割だと感じたそうです。
そして本を読み自分でも気づかないくらいの小さな変化が「水滴」のように少しづつ溜まっていくことで、大きな変化の波を自分の中に呼び込むことができる。本を読むことで、未来の自分を変えていくこともできるというお話は、とてもわかりやすく、心に染みました。
後半は、髙森さんが作品を書くようになった経緯や、作家としてデビューするまでの道のり、そして担当の編集者さんとのやりとりについてなどを詳しく紹介してくださいました。
作家さんならではのお話を聞くことができ、とても楽しい時間でした。

髙森さんのやわらかい雰囲気に会場がふわ~っと包まれたのもつかの間…
いよいよ緊張の決勝戦が始まります!!!


~後編につづく~

 

(スタッフ:O田)

 

 

 

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