【本のまち読書会】平成29年3月、4月のレポート
以下の内容はブログページ(https://8book.jp/hbcblog/1053/)にも転記しております。
今後はブログにてイベントレポートをご紹介していきます。
このページでは、平成29年3~4月に八戸ブックセンターが主催して開催した「本のまち読書会」をレポートします。
平成29年3月18日開催の「ジャケ読(どく)! ~ジャケットを読む~」は進行役スタッフ含め、計6名で開催しました。
今回の読書会は、15分の制限時間内に八戸ブックセンター館内から「ジャケット(表紙)が気に入った本」を最大3冊選び、その本を選んだ理由を語りあいました。「帯文に苦手なワードが入っているため印象に残った」とか「タイトルに惹かれた」、「背表紙が目に入った」など参加者それぞれで異なる選び方をしていて、ジャケットを読むというくくりでも、人それぞれの見方があり、楽しむことができました。
終了後も30分ほど参加者が残って本について語りあい、なごやかな雰囲気の会となりました。
■「ジャケ読(どく)! ~ジャケットを読む~」
https://8book.jp/bookcenter/631/
日時:平成29年3月18日(土) 14:00~16:00
場所:八戸ブックセンター 読書会ルーム
参加者が選んだ書籍(紹介順):
・「ケニア(世界のともだち)」桜木奈央子:著 偕成社:刊
・「平面いぬ」乙一:著 集英社:刊
・「白い城」オルハン・パムク:著 藤原書店:刊
・「ゼロからはじめるデザイン」北村崇:著 SBクリエイティブ:刊
・「森と山と川でたどるドイツ史」池上俊一:著 岩波書店:刊
・「去年の夏、ぼくが学んだこと」片岡義男:著 東京書籍:刊
・「おかしなジパング図版帖」宮田珠己:著 パイインターナショナル:刊
・「右?左?のふしぎ」Henri Brunner:著 丸善出版:刊
・「世界の文豪の家」阿部公彦ほか:監修 エクスナレッジ:刊
・「若冲原寸美術館 100%Jakuchu!」辻惟雄:著・監修 小学館:刊
・「切り紙でつくる 雪の結晶」ヴィクトリア・V・セロワ:著 マール社:刊
・「人を魅了する」ガイ・カワサキ:著 海と月社:刊
・「洗礼ダイアリー」文月悠光:著 ポプラ社:刊
・「The Walt Disney Film Archives. The Animated Movies 1921–1968」TASCHEN:刊
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平成29年3月25日に開催した「ニャンの本読む? ~小説・エッセイ編~」は司会のスタッフ含め、計5名で開催。自分がその本を手にとった理由と、持ち寄った本にまつわる想いや、その感想を伝えあいました。後半は、猫と暮らすことや猫の存在についても話が及び、より深く語り合うことができました。
■「ニャンの本読む? ~小説・エッセイ編~」
https://8book.jp/bookcenter/632/
日時:平成29年3月25日(土) 14:00~16:00
場所:八戸ブックセンター 読書会ルーム
紹介した書籍:
・「愛別外猫日記」庄野頼子:著 河出書房新社:刊
・「モノレール猫」加納朋子:著 文藝春秋:刊
・「猫町」萩原朔太郎:著 岩波書店:刊 など
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平成29年4月5日に開催した「知の棚へのチチェローネ ~第1回「池上彰」からはじめる「資本論」~」は司会のスタッフと観覧者含め、計6名で開催。最初は今回のテーマとなっている書籍「高校生からわかる「資本論」」をどの章まで読んだか、また、どうして参加したのかなどの自己紹介からはじまりました。
参加者の中には「資本論」そのものを読み込んでいる方もおり、訳者によって言葉のニュアンスが違っていることなど、読み込んだ人ならではの「資本論」の話も参加者の興味を誘っていました。
「池上彰」は「わかりやすい」文章の代表で、「資本論」は「わかりにくい」文章の代表。どうすれば「わかりにくい」内容が「わかるようになる」のかを考える読書会でしたが、後半はわかりやすさの功罪や、ファストな思考&スローな思考など、深く語り合う会となりました。
■「知の棚へのチチェローネ ~第1回「池上彰」からはじめる「資本論」~」
https://8book.jp/bookcenter/633/
日時:平成29年4月1日(土) 14:00~16:00
場所:八戸ブックセンター 読書会ルーム
テーマ書籍:
・「高校生からわかる「資本論」(池上彰の講義の時間)」池上彰:著 集英社:刊