【中高生に伝えたい三浦哲郎 関連企画】朗読&トークイベント「耳で味わう『盆土産』」
イベントは終了しました。皆様のご来場誠にありがとうございました。
ギャラリー展「中高生に伝えたい三浦哲郎」では、八戸市公民館長・柾谷伸夫さんに朗読していただいた「盆土産」の映像を会場内で上映しています。「忍ぶ川」や「白夜を旅する人々」などの作品が有名な三浦哲郎ですが、なかでも昭和54年(1979年)に発表された「盆土産」は現在も中学校国語教科書に掲載されており、多くの方に親しまれている作品です。
令和3年8月21日は、「中高生に伝えたい三浦哲郎」クロージングイベントとして、「盆土産」の朗読をマチニワのステージで柾谷さんに披露していただきます。
また、朗読のあとは八戸工業大学の岩崎真梨子さんに「盆土産」に登場する南部弁を解説していただきます。
方言によって生み出される言語表現の豊かさを生朗読によって鑑賞・体感し、イントネーションを記号で表現する解説でさらに理解を深める特別なイベントとなりますので、ぜひご参加ください。
岩崎真梨子さんからのコメント
「エビフライ」と、声に出して読んでみてください。
どんな音になりますか?
知っているようで知らない、言葉と文字と音の関係を一緒に解き明かしましょう。
■ギャラリー入口横で、岩崎真梨子さんによる「ひと棚」展開中です。
■朗読&トークイベント「耳で味わう『盆土産』」
(八戸工業大学マチナカ公開講座連携企画)
日時:令和3年8月21日(土)14:00~ 第一部(柾谷さんによる朗読) 14:45〜 第二部(岩崎さんによる解説)
※いずれかのみの参加も可能です
場所:八戸まちなか広場マチニワ
朗読:柾谷伸夫さん
講師:岩崎真梨子さん
参加料:無料
申込:不要
ゲストプロフィール
柾谷伸夫(まさや・のぶお)
八戸市公民館館長。八戸童話会会長。鮫神楽保存会会長。演劇集団ごめ企画代表。八戸学院大学1年生必修講座「地域文化論」担当。
公民館事業として、小中学生・60歳以上・若手、各対象の演劇教室や南部昔コ語り部養成講座、昔コ集・南部弁会話版CD等を作成。
市内外の小中学校への出張ボランティアで、昔コ・南部弁・ミニ歴史などを講演中。
岩崎真梨子(いわさき・まりこ)
兵庫県生まれ。博士(文学)。
岡山大学大学院 社会文化科学研究科で日本語学・日本語史(日本語の歴史)を専攻。
2012年より八戸工業大学 助教として赴任。
2021年より八戸工業大学 基礎教育研究センター 准教授。
もともとは日本語(形容詞性接辞の「っぽい」とか「らしい」とか「みたい」とか)の歴史を調べていたが、近年は慣れない方言研究にめいっぱい励んでいる。