【本のまち取材レポート】八戸市読書団体連合会 新年研修会

2021.02.06

1月29日(金)に、八戸ポータルミュージアムはっちのシアター2で開催された、八戸市読書団体連合会(市読連)の新年研修会にお邪魔してきました!

 

毎年、新年研修会と祝賀会を一緒に開催しているそうですが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で研修会のみの開催。

 

今回の研修会では八戸市公民館館長の柾谷伸夫(まさや・のぶお)さんによる講演「方言でちょっと笑いましょう」と、三浦哲郎の短編作品「盆土産」の朗読がありました。

 

柾谷伸夫さん


 

柾谷さんの南部弁によるお話がどれも面白く、あたたかい言葉の響きに癒されました。

個人的に印象に残っているお話が、入院している友人をお見舞いに行ったら、帰るときに看護師さんに
「おしずかっこに。」
と言われ、音を立てないようにそ〜っと廊下を歩いて帰ったという話。
「おしずかっこに。」というのは「静かにしてください」ということではなく、「気をつけてお帰りください。」という意味だそうです。
(今度私も使ってみたい!)

また、お月さまのことを「ののさま」というのも、とても優しい響きで素敵だなぁと思いました。


南部弁ネイティブスピーカーの柾谷さんによる「盆土産」の朗読は本で読んだときとまた印象が変わり、作品の世界により深く入っていけた気がします。

 


 

現在方言はどの地域でも使う人が減り、このままだとなくなってしまう言葉も多いそうです。
方言の中には、古事記や源氏物語で使われていたような美しい言葉が残っているものも多く、多くの人にこの魅力を伝えていきたいと柾谷さんがおっしゃっていたのがとても印象的でした。

 

柾谷さんの朗読の様子を一部facebookに載せております。
https://fb.watch/3r9toPjR_m/

「えんびじゃねくて、えびフライ。」が聴けますよ!
ぜひ、ご覧ください。

 

みんなで声を出して笑って、免疫力がアップするようなとても楽しい研修会でした!

 

(スタッフ・O田)

 

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