【本のまち読書会】平成29年6月のレポート
2017.08.27
このページでは平成29年6月に八戸ブックセンターが主催して開催した「本のまち読書会」をレポートします。
平成29年6月4日開催の「第2回ジャケ読! ~ジャケットを読む~」は、参加者の方とスタッフが一緒に館内をめぐりながら、ジャケットが気になる本を探す会となりました!スタッフからは、級数表や印刷見本が入った「編集アシストセット」や、表紙が布張りになっている「星を撒いた街」などをご紹介。参加されたのは何度か八戸ブックセンターにもご来館されているという方でしたが、スタッフの解説付きで本棚を眺めることで、普段気づけなかった本にも巡り合えたようです。
■「第2回ジャケ読! ~ジャケットを読む~」
https://8book.jp/bookcenter/815/
日時:平成29年6月4日(日)14:00~16:00
場所:八戸ブックセンター 読書会ルーム
ご紹介した本:
・「編集アシストセット」印刷学会出版部:編・刊
・「上林暁 傑作小説集 星を撒いた街」山本善行:著 夏葉社:刊
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平成29年6月10日の「知の棚へのチチェローネ ~第3回 「ミュシャ展」を読んでみる~」は進行役スタッフを含め、9名で開催。「ミュシャ展公式カタログ」をはじめ、国内の美術展に関連した本を読みながら語りあいました。
国立新美術館で平成29年3月8日から6月5日まで開催された「ミュシャ展」。最も目玉であったのが6m×8mもの油彩画20点で構成された”スラヴ叙事詩”です。見上げるほどの大作であるこの作品も、カタログ掲載の写真で細部まで鑑賞することができました。
カタログを見るなかで、ミュシャ作品の特徴である輪郭線については新鮮に感じた方も多く、まんが風の表現であるとか、ポスターを多数手がけた”デザイナー”ならではなど、いろいろな感想が上がりました。展覧会の会場ではありませんが、カタログに載った作品をじっくりと鑑賞し、感じたことを語り合うことで、参加者それぞれの読みかたを共有しました。
■「知の棚へのチチェローネ ~第3回 「ミュシャ展」を読んでみる~」
https://8book.jp/bookcenter/816/
日時:平成29年6月10日(土)14:00~16:00
場所:八戸ブックセンター 読書会ルーム
テーマ書籍:
・「ミュシャ展公式カタログ」国立新美術館、NHK、NHKプロモーション、求龍堂:編 求龍堂:刊
・「BABEL「バベルの塔」展公式カタログ」東京都美術館:刊
・「感動!の美術展美術館」日経おとなのOFF:編 日経BP社:刊
・「美術展ぴあ2017」(ぴあムック) ぴあ:刊
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平成29年6月17日の「「月の満ち欠け」を読む」は、進行役スタッフ含め、4人で開催。スタッフから「パワープッシュ作家」として「月の満ち欠け」を応援する企画を八戸ブックセンターで開催していることをおはなししたあと、「月の満ち欠け」を編集したのが、八戸ご出身である、岩波書店の坂本政謙さんであることや、佐藤正午さんの著書「きみは誤解している」のあとがきに書かれている坂本さんと佐藤さんの出会いのようすなどもご紹介しました。
物語の内容については、青森のことを強く感じさせる部分や、モチーフとなっている「よみがえり」をどう感じたか、読み終わった後の疑問点ついてなどを語り合いました。登場人物の心境にあわせた特殊な文章表現に気づいたり、解決されていない謎について話し合ったりと、物語について読み深めることができた読書会となりました。
■「「月の満ち欠け」を読む」
https://8book.jp/bookcenter/817/
日時:平成29年6月17日(土)14:00~16:00
場所:八戸ブックセンター 読書会ルーム
テーマ書籍:「月の満ち欠け」佐藤正午:著 岩波書店・刊
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読書会ルームは、八戸ブックセンター主催の読書会を開催するほか、一般の方へ貸し出しもしております。
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https://8book.jp/information/room/