【本のまち読書会・スペシャル企画】今、子どもたちに勧めたい本
イベントは終了しました。皆様のご来場、誠にありがとうございました。
八戸市では、「マイブック推進事業」として、市内の小学校に通う児童に、市内書店で本を購入できる「マイブッククーポン」を配布し、保護者とともに書店に出かけ、自ら本を選び購入する体験を通して、読書に親しむ環境をつくっています。
この「マイブッククーポン」使用期間にあわせて、八戸ブックセンターでは「今、子どもたちに勧めたい本」をテーマに、3回連続の読書会を開催いたします。
今年度、「マイブッククーポン」とあわせて市内の小学生に配布したブックリスト(お勧め本リスト)は八戸工業高等専門学校教授の戸田山みどりさんに選書のご協力をいただいています。今回の読書会は戸田山みどりさんと、戸田山さんとともにリストの選書を担当した八戸ブックセンタースタッフの森が、子どもたちに勧めたい本やその読みどころについて、リストにもとづいておはなしいたします。(ネタバレなしなのでご安心を!)そして、第2回には、今年2月のアカデミックトークにご登壇いただいた川端有子さんをゲストにお迎えします!
お子さんにどんな本を勧めるべきか悩んでいる保護者の方や、中高生の方にも楽しんでいただける内容となっていますので、みなさまぜひご参加ください!
また、各回の内容について、戸田山みどりさんからコメントをいただいています。
第1回「『字の本』に挑戦!」
絵本を読んでもらうのは今でも楽しみだけれど、1人で自分のペースで読みたいと思うこともあるでしょう。長いお話を読む楽しみを見つける頃かもしれません。少しむずかしい漢字を読めるようになるのもうれしいものですよね! 同じ年ごろの子どもが主人公のお話を読んでみましょう。
第2回「ゲスト:川端有子さん」
最近話題のヤング・アダルト向けの作品を取り上げます。児童文学の作品を対象にした文学賞の裏側などもお話が聞けるかもしれません。中学生の参加も歓迎です。大学で児童文学を学ぶってどういうことかな、という高校生もぜひご参加ください。
第3回「ヤング・アダルトへのかけ橋」
理科や社会科を勉強して学んだことはそれだけでも役にたつけれど、ほんとうの勉強のおもしろさは、いろいろな知識がつながることにあります。これまで読んだ本や、実際に経験したことが物語のなかで結びついた時、一気に世界が広がるのがわかりますよ。
■本のまち読書会・スペシャル企画「平成29年度マイブック推進事業関連企画 今、子どもたちに勧めたい本」
日程:
平成29年7月9日(日) 第1回 「字の本」に挑戦!
平成29年7月16日(日) 第2回 ゲスト・川端有子さん
平成29年7月23日(日) 第3回 ヤング・アダルトへのかけ橋
※連続の会ですが、各回で完結しておりますので、1回のみの参加も可能です。ご予約時にご希望の参加日をおしらせください。
出演:戸田山みどりさん、森花子(八戸ブックセンター)
時間:各回 14:00~16:00
場所:八戸ブックセンター 読書会ルーム
入場料:無料
定員:20名
定員になりしだい受付を終了させていただきます。
申込:このページ下部の専用フォームからお申し込みすることができます。また、八戸ブックセンターのカウンター、お電話(0178-20-8368)でもご予約を承っております。
共催:八戸工業高等専門学校、八戸ブックセンター
※本のまち読書会・スペシャル企画「今、子どもたちに勧めたい本」は、八戸高専「(知)の拠点整備事業(大学COC 事業)」の一環として開催されるものです。
その他:当日、本をご持参いただく必要はありません。
◆出演者プロフィール
川端有子(かわばた・ありこ)
京都市生まれ、神戸大学文学部、関西学院大学文学研究科博士課程、ローハンプトン大学(UK)博士課程博士号取得愛知県立大学外国語学部教授を経て、現職 日本女子大学家政学部児童学科教授。「児童文学」「幼年文学」などの授業を担当。著書に『少女小説から世界が見える』(河出書房新社)、『児童文学の教科書』(玉川大学出版部)などがある。
戸田山みどり(とだやま・みどり)
東京大学文学部卒、名古屋大学大学院博士課程修了、博士(学術:国際コミュニケーション)。おもに英語圏の児童文学と絵本に関心がある。愛知県立大学等の非常勤講師を経て、2001年より八戸高専に勤務。英語の授業や日本語での論文の書き方指導も担当。学生と一緒に絵本を使った遊びの会やクリスマス絵本の展示を毎年行っている。演劇部顧問として、子どもと演劇も研究テーマの1つになりつつある。