【本のまち連続講座】音楽学者からみた「宮沢賢治と音」

講座は終了しました。皆様のご参加誠にありがとうございました。

 


令和661日(土)と令和6615日(土)の2日間にわたり、岩手大学の木村直弘先生をお招きして、連続講座を開催します。

 

宮沢賢治は、詩人、童話作家、教師、科学者、宗教家など多彩な顔を持つ一方、たくさんのクラシックレコードを所有するレコードコレクターでもあり、音楽に対してとても造詣の深い人物でした。

その音楽や音に対する感受性は、作品にも多くの影響を与えており、賢治を「天才」と評した詩人・草野心平もその「光と音への異常な感受性」を指摘しています。

今回は、音楽学者である木村先生独自の視点から、「音」をキーワードに、賢治作品を深堀りしていきます。

 

木村直弘さんからのコメント

音楽学とは広く音楽や音に関する学問のことを謂い、その対象や方法は多様です。よって、たとえば、音楽史学、音楽美学、音楽社会学、音楽人類学、音楽心理学、音楽生理学、音響学等々も、音楽や音に関する学問という広い意味で音楽学に含まれます。そうした多様な音楽学的アプローチの中から、今回の連続講座では、まず音楽思想史的な視座から日本における洋楽受容史の文脈上に宮沢賢治を位置づけ、次にサウンドスケープ論的な視座から、賢治作品の一大特徴でもあるオノマトペ多用の意味について、童話「セロ弾きのゴーシュ」などを例に読み解きます。ご参加くださる方々それぞれの「読み」も共有させていただけることを楽しみにしております。

 

 

連続講座・音楽学者からみた「宮沢賢治と音」

日時:12024(令和6)年6月1日(土)14:0016:00

   第22024(令和6)年6月15日(土)14:0016:00

講師:木村直弘さん(岩手大学人文社会科学部教授。同宮沢賢治いわて学センター副センター長)

場所:八戸ブックセンター 読書会ルーム

入場料:無料
ドリンクを飲みながらの参加も可能です。

定員:10名程度(2回ともご参加いただくことが条件となります)
定員になりしだい受付を終了させていただきます。

申込:このページ下部の専用フォームからお申し込みすることができます。
また、八戸ブックセンターのカウンター、電話(0178-20-8368)でもご予約を承っております。
※定員満数となったため受付終了しました

主催:八戸ブックセンター

 

 

 

ゲストプロフィール


木村 直弘(きむら なおひろ)

岩手大学人文社会科学部教授、同宮沢賢治いわて学センター副センター長。
専門は、音楽学、美学藝術学、表象文化論。
1995年に岩手大学(教育学部音楽科)赴任後、宮沢賢治研究にも携わり、宮沢賢治学会イーハトーブセンター理事なども務める。
共著に、『音は生きている』(勁草書房)、『音楽学を学ぶ人のために』(世界思想社)、『賢治とイーハトーブの「豊穣学」』(大河書房)、『平泉文化の国際性と地域性』(汲古書院)、『トラウマと喪を語る文学』(朝日出版社)、『海がはぐくむ日本文化』(東京大学出版会)、『音楽と心の科学史』『ベートーヴェンと大衆文化』(ともに春秋社)など。

 

 

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