【ギャラリー展】飯田竜太+太田泰友 二人展「ブック/オブジェクト/アート」

八戸ブックセンターではこのたび、飯田竜太+太田泰友 二人展「ブック/オブジェクト/アート」を開催いたします。

八戸ブックセンターのギャラリーでは、物質としての本が持つ役割や存在意義、魅力などを再認識できる場であることを開催理念のひとつとして掲げ、これまでさまざまな展覧会を行ってきました。


本展示では、本を彫刻するという手法で、世界的な評価を得る彫刻家・美術作家である飯田竜太と、「ブックアート」を実践し、日本をはじめ、ドイツ・ヨーロッパで活躍するアーティスト太田泰友の二人展を開催いたします。

「本」という共通したテーマを持つ両氏が、「作品(素材)を交換する」という対話方法でもって作品に向き合い、表現し、発表するという、史上初の二人展をぜひご覧ください。

 

〈飯田さんコメント〉

再会は、相手との時間変化を乗算して話さねばと熟考する。一日千秋の思いは、お互いの接点を探り、その接点へと一緒に時間を巻き戻す。その過去の一点にたどり着くことが、読書した時にも起こる。それは「ホントノタイワ(本と(本当)の対話)」なのか? と、はたと気付く。太田さんとは物質で対話したいという渇望が漲る。四角い展示室がその対話の筐体になるように。

 

〈太田さんコメント〉

ものを交換するということは、どれほどに緊張感があり、胸が高鳴り、相手のことを深く想像することなのだろうか。翻って自らを改めて知ることなのかもしれない。ブックとオブジェクトとアートが互いに交感し合った先に辿り着く場所とは。嘗て、作品を通して制作の勇気を与えてもらった飯田さんの研究室を訪れた2023年7月。いくつかの質問をぶつけて、解けすぎないほどに紐解いた。

 

〈広報物デザイン〉山田和寛(nipponia)

 

■ギャラリー展 飯田竜太+太田泰友「ブック/オブジェクト/アート」

期間:令和5年9月9日(土)〜11月12日(日)

場所:八戸ブックセンター ギャラリー

入場料:無料


 

◆トークイベント

イベントは終了しました。皆様のご来場誠にありがとうございました。

日時令和5年9月30日(土) 14:00〜16:00

会場:八戸ブックセンター 読書会ルーム

ゲスト:飯田竜太さん、太田泰友さん

定員:20名

参加料:無料

申込このページ下部の専用フォームからお申し込みすることができます。
また、八戸ブックセンターのカウンター、電話(0178-20-8368)でもご予約を承っております。

 

◆アーティストプロフィール

飯田竜太(いいだ・りゅうた)
1981年生まれ、静岡県沼津市出身、東京都在住。2004年日本大学芸術学部美術科彫刻コース卒業。2014年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修士課程修了。文字や言語などを用いて美術作品を作ってきた。2007年よりグラフィックデザイナー田中義久と「Nerhol」(ネルホル)を結成。
2017年に八戸ブックセンターで「のどの文字、間の無光 - The words of the inside margin and darkness at time. – 」を開催。

太田泰友(おおた・やすとも)
1988年生まれ、山梨県甲府市出身、長野県在住。ブック・アーティスト。OTAブックアート代表。
2017年、日本人初となるドイツにおけるブックアートの最高学位マイスターシューラー号を取得。同年、ブックアートの追究と発信の拠点となるアトリエ「OTAブックアート」を東京に設立。
2019年に八戸ブックセンターで「太田泰友ブックアート展 背を見て育つ」を開催。

 

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