【アカデミック・トーク】リケジョに語る「山」の一般教養 (八戸高専連携)


(©A&F、装丁画:影山徹) 


イベントは終了しました。皆様のご来場誠にありがとうございました。

 

6月19日(土)は八戸工業高等専門学校と八戸ブックセンター連携アカデミック・トークを開催いたします。

 

自然保護を学ぶ理系女子学生を相方に、山と環境に関する科学・文化・思想と地域づくりの話をします。

自然大好き女子学生と「みちのく潮風トレイル」についての調査(高専の卒業研究)を行いました。
その報告に続けて、そもそも山やトレイルの魅力とは何か?考えたいと思います。 
物理的・生態的環境から人文主義的な思想、個人的な経験、地域社会への影響まで、興味は尽きません。
自然と人、山と街、地域と地域を歩いてつなぐ“ロングトレイル”を鍵概念として、
(高みを目指さない)山学ゼミナール!を開催します。

 

河村先生からのメッセージ

私の研究キャリアは、もともとヒマラヤ高山帯の周氷河景観に始まり、
その後まち育てや地域復興の実践へと転じてきました。
高山の研究めざしてたのに街に下りて来たんだね、とか、
写真家だったのに他人の写真でワークショップやってるの?・・・なんて言われながら、
これでもジオグラファー(地理屋)としてスジは通してきたつもりです。
山も好き、この街も好き、競争より共生、水平指向の地域学を目指していきます。

 

科学技術振興機構(JST)「女子中学生の理系進路選択支援プログラム」

https://www.jst.go.jp/cpse/jyoshi/

本企画は、全国的にも女子生徒の進学率が低い工学系への進路選択の支援を目的としています。
八戸工業高等専門学校は、全国の工業高専の中でも女子学生の在籍率が高いことが特徴です。
その強みを生かし、在籍女子学生や卒業生が女子中学生を対象とした公開イベントを行うことで、
身近なロールモデルとして女子中学生への理系選択への興味関心を高めることを狙いとしています。

 

八戸高専 はばたけSciTech Girls
北東北産業都市 八戸発の青森リケジョの人材交流型育成プログラムです。


https://www.hachinohe-ct.ac.jp/scitechgirls/

 

■【アカデミック・トーク】「リケジョに語る「山」の一般教養」
(科学技術振興機構(JST)「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」)

日時:令和3年6月19日(土)15:00~17:00

場所:八戸ブックセンター 読書会ルーム

講師:河村信治さん(八戸高専)

聞き手:森田菜々子さん(八戸高専出身)

入場料:無料

対象:理系をめざす女子中高生および一般市民

定員:15名(先着順)
定員になりしだい受付を終了させていただきます。

申込:本イベントにつきましては、八戸工業高等専門学校の専用ページをご覧いただき、メール(somu-o@hachinohe-ct.ac.jp)でお申し込みください。
お申し込みの際は件名に「6/19参加希望」、本文には「氏名、年齢、学校名、電話番号」をご記入ください。

主催:八戸工業高等専門学校

共催:八戸ブックセンター

その他:新型コロナウイルス感染拡大防止のため、下記の対応を行います。
・読書会ルームの扉は開放して行います。
・マスクの着用、手指の消毒をお願いいたします。(消毒液は館内に設置しております)
・今後の感染者数の状況によっては開催中止させていただく場合がございます。

 

◆講師紹介

 


河村信治(かわむら・しんじ)

八戸工業高等専門学校 総合科学教育科教授。
2004年東京都立大学大学院 都市科学研究科修了。博士(都市科学)。
地理学専攻の学部学生時代にヒマラヤ地域の徒歩旅行に没頭。
以後写真家(85~00年 自然環境、企業広告)、板橋区立エコポリスセンター環境学習指導員(95~00年)を経て、2000年より八戸高専教員。 
八戸のまち育てと震災後は岩手県野田村の復興応援にハマる。チーム北リアス共同代表。

 

 


聞き手

森田菜々子(もりた・ななこ)

八戸工業高等専門学校 環境都市・建築デザインコースを令和3年に卒業。
現在は岩手大学農学部3年次に在籍中。
卒業研究では、みちのく潮風トレイルの自然的環境と運営・管理、利用の実態を調査し、トレイルを支えるセクターの構図について研究。
歩くことが好きでしばしば山に登ります!

 

◆書誌情報


『がんばる のだ 岩手県九戸郡野田村の地域力』
執筆担当
 第一部第二章 野田村の漁師さんたち
 第三部第十章 協働による地域復興へ:学生シャレットワークショップの可能性について
 おわりに

発行:弘前大学出版会(東日本大震災からの復興(2))
編者:永田素彦・河村信治
監修:李永俊・渥美公秀
価格:3,300円(本体3,000円+税)
ISBN:978-4-907192-27-3
刊行日:2015年3月

 


『東日本大震災と災害ボランティア 岩手県野田村、復興への道』
執筆担当
 第一部第四章 野田村で学生ワークショップを続ける意味

発行:大阪大学出版会(阪大リーブル)
編者:渥美公秀・貫牛利一
価格:2,420円(本体2,200円+税)
ISBN:978-4-87259-643-4
刊行日:2021年3月

 

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