【パワープッシュ作品】呉勝浩『スワン』
八戸出身の小説家・呉勝浩さんの著書『スワン』が令和元年10月に刊行されました。これにあわせ、八戸ブックセンター館内では「パワープッシュ作品」としてご紹介しています!
『スワン』は、大型ショッピングモールで起こったテロ事件の”その後”を描いたミステリー小説で、犠牲者であるひとりの女性の死にまつわる謎を、事件に巻き込まれた人物たちの証言から明らかにしていく物語です。集められた人物はそれぞれ真実を言えない後ろめたさを抱えており、死の真相が果たして解明されるのかという先の読めない展開や、真実や現実、理想の間で揺れ動きながら証言をする主人公の女子高生・いずみが導き出した”胸を打つ”答えなど、一気読み&感動の一冊となっています。
続々増刷も決まっている話題の本書を八戸市民の皆さまにさらに楽しんでいただけるよう、これまでデーリー東北紙に掲載された呉勝浩さんのインタビュー記事も八戸ブックセンター館内で閲覧できるようにご用意いたしました。
呉さんが作品にこめた想いも読みながら、ぜひお手にとってみてください。
■試し読み
下記のウェブページから、物語の約1/3ほどが無料で読めます!
- 無差別銃撃事件の最中に少女が見た光景とは――。 2019年最大の問題作。呉勝浩「スワン」 | 呉勝浩「スワン」 | 「連載(本・小説)」 | カドブン
https://kadobun.jp/serialstory/swan/dcluh04nb6gc.html
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https://kadobun.jp/feature/talks/8vhx9ujlskcg.html - 残酷な現実と切り結ぶ少女の物語。彼女は何と闘っていたのか?『スワン』呉勝浩インタビュー | ダ・ヴィンチニュース
https://ddnavi.com/interview/573478/ - 作家の読書道 第212回:呉勝浩さん – 作家の読書道|
http://www.webdoku.jp/rensai/sakka/michi212_go/ - 呉勝浩が語る、新作『スワン』で“銃乱射事件”を描いた理由 「乗り越えられない悲劇に向き合いたかった」
https://realsound.jp/book/2019/12/post-468996.html
■展示・販売企画「パワープッシュ作品 呉勝浩『スワン』」
八戸ブックセンター館内で『スワン』のほか、呉勝浩さんのご著書の展示・販売を行っています。
デーリー東北紙に掲載された、呉さんの過去のインタビュー記事も館内閲覧できますのであわせてご覧ください。
期間:令和元年12月上旬~
場所:八戸ブックセンター
◆書誌情報
「スワン」
大型ショッピングモール「スワン」で起こった凶悪テロ事件。多数の死傷者が出るなかで生き残ったいずみは、トラウマを抱えながらも再びバレエを踊れるように、自分のなかの正解を探り、前へ進んでいく。
生死を分かつ局面での”最良”の選択とは。最良の選択ができなかったときの”責任”とは。また、そこで生まれた”後悔”にどう向き合っていくか――。凶悪で理不尽な事件の「その後」を描いたミステリー小説。
著者:呉勝浩
発行:KADOKAWA
定価:本体1,600円(税別)
刊行日:令和元年10月31日
ISBN:9784041086391
https://www.kadokawa.co.jp/product/321905000425/