令和5年7月20日に、三戸在住作家・髙森美由紀さんの新刊『養生おむすび「＆」 初めましての具材は、シャモロックの梅しぐれ煮』が集英社から発売となりました！

『養生おむすび「&」』は、おにぎりを販売するキッチンカー「&」を描いた物語です。種差海岸をはじめ、青森県内のさまざまな場所に出店する「&」を中心に、不愛想な店主の柴田とお店を手伝う小食な茉奈、それを取り巻く人々が描かれています。

この作品によせて、集英社の担当編集者の宮﨑温子さんからコメントをいただき、館内で掲示していますが、このページでもご紹介いたします。

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『養生おむすび「＆」： 初めましての具材は、シャモロックの梅しぐれ煮』によせて

髙森さんの登場人物への眼差しは、おおらかで、とびきり優しい。
過去の作品から「きっと大丈夫、うまくいく」そんなメッセージを感じていたので
食にまつわる小説だけれど、
少食で食べることに苦手意識のある人物を主人公にしてみませんか？と御相談しました。
そんな漠然としたアイディアから
少食な茉奈、不愛想な柴田、欠けた部分を補い合うようなふたりが生まれ
青森を舞台にキッチンカー「＆」は走りだしました。
青森の、土地の美味しいものを具材にした絶品「おむすび」が沢山登場します。
心はじんわり満たされ、思わずお腹の鳴る一冊です。

◆書誌情報

『養生おむすび「＆」 初めましての具材は、シャモロックの梅しぐれ煮』

著者：髙森美由紀
出版社：集英社
定価：660円（税込）
刊行日：令和5年7月20日
ISBN：‎978-4-08-680513-1

◆髙森美由紀さんプロフィール

青森県出身、在住。『花木荘のひとびと』で2017年度ノベル大賞を受賞。第1回暮らしの小説大賞受賞。第15回ちゅうでん児童文学賞大賞受賞。第44回児童文芸新人賞受賞。著書に、集英社オレンジ文庫「花木荘のひとびと」「柊先生の小さなキッチン」シリーズ、中央公論新社「山の上のランチタイム」シリーズ、産業編集センター「みとりし」シリーズなど。（『養生おむすび「&」：初めましての具材は、シャモロックの梅しぐれ煮』より）