【アカデミック・トーク】戸田山和久『教養の書』刊行記念「啓蒙メディアとしての懐かしアニソン」

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TVアニメがはじまった1960年代。子どもたちを啓蒙するメディアとはどんなものだったのでしょうか?大人たちは子どもたちにどんな大人になってほしいとおもっていたのでしょうか?「教養の書」(筑摩書房)の刊行を記念して哲学者の戸田山和久さんに、アニソンを読み解きながら、昭和の教養についてお話しいただきます。

 

戸田山和久さんからのコメント

古き佳き昭和時代のお話です。1956年の経済白書が「もはや戦後ではない」と宣言したころ、テレビ・洗濯機・冷蔵庫の「三種の神器」があたりまえになりました。さて、そうすると次は何? 生活が便利になったら次は教養、ということで「お茶の間啓蒙主義」の時代が到来しました。文学全集と百科事典(となぜかミニバー)を揃えていっちょまえの文化的家庭ということになったわけです。この時期って、ちょうど子ども向けアニメの黄金時代でもありました。で、いまから振り返ると、けっこうそのときのアニメって説教くさいのね。そこで、子どもたちを啓蒙するメディアとしてアニメの主題歌を味わってみたいと思います。当時の大人たちは、子どもたちにどんな人間になってほしいと思っていたのでしょうか。

 

 

■アカデミック・トーク『戸田山和久『教養の書』刊行記念 「啓蒙メディアとしての懐かしアニソン」』

日時:令和2年3月20日(金・祝) 18:00~

ゲスト:戸田山和久さん(名古屋大学大学院情報科学研究科教授)

場所:八戸ブックセンター 読書会ルーム

入場料:無料
ただし、原則ワンドリンク制とさせていただきます。入場時に八戸ブックセンターのカウンターでドリンクをご注文ください。

定員:20名
定員になりしだい受付を終了させていただきます。

申込このページ下部の専用フォームからお申し込みすることができます。
また、八戸ブックセンターのカウンター、電話(0178-20-8368)でもご予約を承っております。

主催:八戸ブックセンター

 

◆ゲストプロフィール

戸田山和久(とだやま・かずひさ)

1958年うまれ。哲学者。名古屋大学で教養教育院の院長という報われない仕事をしています。啓蒙という未完のプロジェクトをもういっかいどうやったら立ち上げることができるのかを考えています。この2月に筑摩書房から「教養の書」というべらぼうに偉そうな本を出しました。昭和のお茶の間啓蒙主義の最高傑作たちであるところの、子ども向けアニメとその主題歌たちをネタにお話しします。

 

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