【開設1周年記念ギャラリー展】紙から本ができるまで展

展示は終了しました。皆様のご来場誠にありがとうございました。

 

 

八戸ブックセンターは、平成29年12月で開設1周年を迎えることから、これを記念したギャラリー企画「紙から本ができるまで展」を開催致します。

私たちが普段当たり前に読んでいる本は、原稿を書いている著者の方がいて、表紙や本文組みなど本全体をデザインする方がいて、紙をつくる方がいて、印刷・製本・出版する方がいて、そんないろいろな人たちの想いがつまって私たちの手元に届きます。

今回の展示は、八戸出身作家・木村友祐さんの最新刊『幸福な水夫』ができあがるまでの過程を体感できる内容となっています。装丁はデザイナーの佐藤亜沙美さん、用紙は三菱製紙八戸工場でつくられた紙を使用していますので、八戸でつくられた「紙」が、どのような道を辿って私たちの手元に「本」として届いているのかにも着目してお楽しみください。

 

◆『幸福な水夫』について

「それにしても、震災前と震災後では、ぼくの書き方はガラリと変わってしまった」。
「幸福な水夫」(2010年発表)、「突風」(2015年発表)の小説2 篇と書き下ろしエッセイ「黒丸の眠り、祖父の手紙」を収録。書き方は変わっても、郷里の家族とちいさな命を見つめるまなざしは変わらない。温かな、ときに激しい南部弁の響きに満ちた作品集。

B6 判
本体1800 円+税
ISBN:978-4-624-60121-8
発行日:平成29年12月27日
※12月13日から八戸ブックセンターのほか、伊吉書院西店さん、伊吉書院類家店さん、カネイリ番町店さん、川村商店さん、木村書店さん、くまざわ書店八戸店さん、成田本店みなと高台店さんで先行販売を行います。

 

■開設1周年記念 ギャラリー展「紙から本ができるまで展」

期間:平成29年12月13日(水)~平成30年3月11日(日)

場所:八戸ブックセンター ギャラリー

入場料:無料

主催:八戸ブックセンター

協力:三菱製紙八戸工場

 

■『幸福な水夫』出版記念トークイベント 木村友祐×佐藤亜沙美×内沼晋太郎 イベントは終了しました。

「幸福な水夫」著者の木村友祐さんと、本のデザインをした佐藤亜沙美さん、そして、八戸ブックセンターのディレクター内沼晋太郎さんによる、トークイベントです。

日時:平成29年12月17日(日)14:00~

場所:八戸ブックセンター 

出演者:木村友祐さん、佐藤亜沙美さん、内沼晋太郎さん

入場料:無料

定員:20名
※定員になりしだい受付を終了させていただきます。

申込このページ下部の専用フォームからお申し込みすることができます。
また、八戸ブックセンターのカウンター、電話(0178-20-8368)でもご予約を承っております。

 

■「紙から本ができるまで展」展示記念トークイベント 佐藤亜沙美×三菱製紙 (聞き手・内沼晋太郎) イベントは終了しました。

展示の監修をした佐藤亜沙美さん、三菱製紙八戸工場で紙の開発をしている信田博司さん(技術・環境管理担当部長)をお招きします。参加者の皆さまにも、実際に紙にふれていただきながら、展示のみどころや、紙を作る側のこだわり、紙を使う側のこだわりをお話しいただきます。

日時:平成30年1月20日(土)15:00~

場所:八戸ブックセンター 

出演者:佐藤亜沙美さん、信田博司さん

入場料:無料

定員:20名

申込このページ下部の専用フォームからお申し込みすることができます。
また、八戸ブックセンターのカウンター、電話(0178-20-8368)でもご予約を承っております。
定員満数となったため、受付は終了いたしました。なお、本イベントは立ち見可能となっております。

 

「紙から本ができるまで展」ちらしpdf

 

 

 

◆木村友祐さんプロフィール

    

Photo:尾島敦

1970 年生まれ、青森県八戸市出身。八戸を舞台にした『海猫ツリーハウス』(集英社、2010 年)でデビュー。ほかの著書に『聖地Cs』(新潮社、2014 年)、『イサの氾濫』(未來社、2016 年)、『野良ビトたちの燃え上がる肖像』(新潮社、2016 年)がある。2013 年、フェスティバル/トーキョー13 で初演された演劇プロジェクト「東京ヘテロトピア」(Port B の高山明氏構成・演出)に参加、東京のアジア系住民の物語を執筆(現在もアプリとなって継続中)。詩人・比較文学者の管啓次郎氏の呼びかけで2014 年よりはじまった「鉄犬ヘテロトピア文学賞」の選考委員もつとめる。

 

◆佐藤亜沙美さんプロフィール

Photo:小澤明子

1982年生まれ。グラフィックデザイナー。2006 年~ 2014 年コズフィッシュ在籍。2014 年サトウサンカイ設立。2016 年から「Quick Japan」アートディレクターをつとめる。これまでの主な装丁に『ぼおるぺん 古事記(一)~(三)』(こうの史代)、『圏外編集者』(都築響一)、『親愛なる』(いとうせいこう)、『ギャートルズ(肉の巻)(恋の巻)(無常の巻)』(園山俊二)など。

 

 

◆三菱製紙八戸工場について

三菱製紙は1898年の創業以来、技術の力で社会に貢献することをかかげ、次代のニーズを的確にとらえた付加価値の高い商品を開発提供し、出版・印刷・写真などによる情報文化の発展に寄与しています。八戸工場は、1967 年の操業開始から今年で50 周年を迎え、この間いくたびかの震災や経済変動の荒波を乗り越え、国内有数の製紙工場として半世紀にわたり地元産業をリードしてきました。現在も、企業間連携によるバイオマス発電事業の着手や、家庭紙工場の新設などによる基盤強化を進め、更なる飛躍を目指しています。

 

 

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